免疫力を高める栄養素「発酵食品の優れもの味噌」

免疫力を高める発酵食品「味噌」


麹菌、酵母菌、乳酸菌の麹の働きにより醸造される発酵食品としての味噌。

味噌は大豆と塩にどのような麹を加えるかによって、米味噌、麦味噌、大豆味噌の大きく3種類に分けられます。

他にも各地域や家庭に代々伝わる手前味噌など魅力的な味わいを醸し出す発酵食品です。

タンパク質や脂質、ビタミンに優れた大豆に微生物の麹が加わることで、栄養バランスが整い、カラダの免疫力を高めていきます。

免疫力を高める味噌の栄養素

女性の美と健康に優れた栄養素「大豆イソフラボン」

味噌に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と似た化学構造と働きをすることがわかっており、免疫力を高める作用があり、現在脚光を浴びています。

女性の美しさや若々しさ、健康を手助けしてくれる免疫力を高める働きをもっています。

エネルギーを生み出す栄養素「タンパク質」

味噌にはエネルギーを生み出すタンパク質を多く含んでいます。

タンパク質は、炭水化物、脂質とともにカラダのエネルギーを生み出す栄養素です。

カラダを構成する筋肉、骨、血液の材料になり、カラダづくりに大きな役割をもっています。

筋肉は、強い運動によって分解され、タンパク質を吸収・合成してしながら強くなっていきます。

タンパク質が不足すると、免疫力の低下などカラダに大きな影響を与えます。

腸内環境を整える第6の栄養素「食物繊維」

味噌には腸内環境を整える食物繊維を多く含んでいます。

免疫細胞の7割が腸に存在しているので、腸内環境を整えることは、免疫を高めることにつながります。

食物繊維は女性に大敵の便秘の予防や、コレステロール濃度の低下、血糖値の上昇の抑制の働きをもっています。

骨や歯をつくる栄養素「カルシウム」

味噌には骨を丈夫にするカルシウムを多く含んでいます。

カルシウムはカラダにもっとも多く含まれるミネラルで、骨や歯をつくる栄養素です。

カルシウムが不足すると、カラダは骨を溶かしてカルシウムを血液内に取り出します。

カルシウムを血液内に取り出すと、免疫細胞内にカルシウムが入り込み、免疫力を高めてくれます。

その他にも細胞の分裂や筋肉収縮、神経興奮抑制、血液凝固作用の促進などの働きをもっています。

他にも味噌は、大豆の芽になる胚軸に多く含まれる抗酸化物質をもっており、細胞を攻撃する活性酸素の働きも抑えてくれます。

美と健康を維持する女性ホルモン(エストロゲン)の働き

・自律神経のバランスを維持する

・美しい髪の艶とはりをもたらす

・新陳代謝を促し、女性らしいやわらかなお肌をつくってくれる

・乳房や性器、皮下脂肪を発育させ、女性らしいやわらかなカラダをつくる

・コレステロールの増加を抑えて、血管疾患を防ぐ

・弱くなっている骨を強くする

など免疫力を高めて、ココロとカラダの健康を維持してくれます。

味噌には、特に欠かせない働きとして、美肌効果、便秘改善、骨粗鬆症の予防などカラダにとって優れた働きをもっています。

手軽にとれる毎日の味噌汁一杯を習慣化することで、免疫力を高めて、あなたのカラダの健康にお役に立てればと思います。

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  • 記事を書いた人

    松本哲也

    大学を卒業後、広告会社で30年間勤務。営業、制作、業務管理の取締役を経て退職。2012年に有機栽培&無農薬の田七人参「田七堂」を設立し、「田七堂 免疫研究センター」を稼働。事業のかたわら、整骨院、整体院で年間2000人の施術をおこないつつ、人々のカラダとむきあう。その後、カラダだけのアプローチでは健康にはなれないと悟り、心理カウンセラーとしてココロへのアプローチをおこなう。有機栽培&無農薬の田七人参の大いなる自然のパワーに惹かれ、ココロとカラダと自然の完全なる調和を目指して活動中。