栽培方法および栽培工程

世界が認めた栽培法白井田七のできるまで

栽培用地

中国雲南省の奥地であるベトナムやラオスとの国境近く。環境汚染のない人里離れた標高2000mの高地に、栽培用地があります。

この土地の選定は、他者の田七人参の栽培地からも隔離され、農薬や、農薬で汚染された農業用水の影響を完全に断つためでした。 誰も足を踏み入れることのない奥地なので、道もなく、最初の仕事はまず道路をつくることからはじまりました。

「有用微生物技術」による土壌改善法

化学肥料&農薬を使用する栽培用地から悪い影響を排除するだけでなく、土壌の本来もつ最高の力を最大限に高めるため、「有用微生物技術」(注1)を採用しています。 タンクで培養し、土壌に注入していくのです。
注1)「有用微生物技術」とは、琉球大学の比嘉照夫教授により開発されたものです。

この青い地球には100万種類から1億種類の微生物が存在し、 酸素の多い現在の大気中において、腐敗・腐食という環境悪化をひきおこしています。
そこで抗酸化物の強い有機微生物群を投入することにより、有機物が腐敗しないばかりか、発酵によって養分や抗酸化物がつくられ、健全な環境の土壌をつくっていきます。

この技術により、農業では、植物が健康に育ち、水質が浄化され、動物の健康状態が改善される現象が起こるとされています。

有用微生物技術用タンク

栽培方法

準備1

「種」「根」の部分を有用微生物資材の希釈液に漬ける。

準備2

田七人参は直射日光と雨に弱くデリケートなので、傘となる松を畑に植えておき、種まきをする。

種苗

田七人参は直射日光と雨に弱くデリケートなので、傘となる松を畑に植えておき、種まきをする。

栽培

有用微生物を発酵させた田七人参専用の有機肥料散布、有用微生物資材の希釈液を苗に葉面散布する。

適時適度に有用微生物資材・ストチュウなどの葉面散布・土中潅水(かんすい)を行う。
この有用微生物技術を活用した栽培方法に今後も改良を重ねて、より高品質の「白井田七(しらいでんしち)人参の収穫を行っていきます。

有用微生物技術用タンク

収穫後の作業工程

収穫 洗浄 天日 乾燥

何度も天日乾燥を重ね、防腐剤を使用せずに徹底して適度な水分管理をする。他の栽培地では機械で乾燥させているため、完全には乾かず、防腐剤を使用しているケースが多くみられます。

分解

田七人参を、主根、茎、髭、細根に分解する。

再度洗浄

天日乾燥水分を13%以内に設定します。

選別

輸出にむけて、無農薬栽培の田七人参を保管する専用倉庫で、除湿・通風・天日乾燥を定期的に実施して、徹底管理を行います。

調整

輸入→品質確認→粉末加工→加圧蒸気滅菌処理→製造工場へ配送

製造工場(日本国内)での作業工程

原料受け入れ→殺菌→粉砕→配合→打錠(※)→金属探知→三方シール充填→出荷

※打錠による熱加工処理をおこなっていますが、現段階では製品化に最適な状態となっています。