病気になりやすい性格
東洋医学では、「気」と「血」が正常に機能しなくなると病気になる。
「気」とは、「気功」と呼ばれる生命エネルギーである。
精神と免疫の関係性を研究している精神神経免疫学では、ストレスや性格と病気の関係性の科学的な研究を行っている。
離婚や別居などの結婚生活の破綻を経験して失望している人に、カラダの不調を訴える人が多い。
抵抗力の強さを示すリンパ球の減少がみられ、病気にかかりやすく治りにくい状態になる。
次のような人が病気にかかりやすい性格
・悲しみや辛いことがあった時に、自分の感情をうまく表現できない人
・自分の感情を押し殺している我慢強い人
・ネガティブに物事を考えて、落ち込む人
・ストレスを溜め込んで発散できない人
・自分のせいだと自分を責める人
以上のような性格で、無気力、孤独、絶望感を感じやすい人は、肺炎、結核、心臓病、ガンといった病気にかかりやすい。
東洋医学では「悲しみは肺を破る」と言われているように、悲観的に考える人は、肺炎、肺ガンの発症率が高くなっている。
人生はいつも笑顔で、ポジティブに楽観的にものごとを捉えた方が幸せで健康になれる。
血液循環は昼と夜では違う
人間の血液は、人類の進化と共に、今の成分や濃度へと進化してきました。
その自然な流れを無視して生活をしていると病気になってしまう。
人間本来がもっている自然治癒力をいかしていれば、病気は自然に治っていくのである。
血液は思考するときは「脳」に、食事のときは「消化器系」に多く流れるようになっている。
とくにカラダを動かす昼間は、心臓に多くの血液を送り出すようになっている。
そして夜は、ホルモンの分泌を促進したりして、骨格系や内臓機能の回復のために血液は肝臓に戻ってくる。
昼と夜の血液循環のスイッチの切り替えは、眼を開けたり閉じたりで「眼」がおこなっているのである。
眠るときは眼を閉じて、朝起きると眼が覚めスイッチの切り替えをおこなっている。
これが人間のカラダの自然な流れなので、昼と夜を逆にするような生活をおくると、当然カラダの不調を起こし、病気になりやすい状態となる。
究極の運動は「寝ること」
人間の生活は、昼は働き、夜はその疲れをとるために眠る。
カラダを酷使せず、カラダが欲する自然のままに生きていれば健康でいられる。
東洋では、日舞や太極拳など複式呼吸をメインとする「静の運動」がある。
腹式呼吸は、血液の浄化につながり健康になることができる。
筋肉を適度に緊張させ、刺激をしながら内臓に気をめぐらす「座禅」が代表的である。
お釈迦さまの「涅槃物(ねはんぶつ)」。
カラダを横たえたまま、脳や内臓だけを働かせる究極の状態である。
つまり、必要最低限の動きで健康になる。
究極の運動は「寝ること」である。
日常生活の中では、なかなか「涅槃仏」にはなれないので、散歩をしながら腹式呼吸をするのが現実的で良いだろう。
昼間は活動して、夜は筋肉や内臓を休ませ「寝ること」が人間界の摂理であろう。
参考文献 玉川学園・岡田医院院長 岡田研吉
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記事を書いた人
大学を卒業後、広告会社で30年間勤務。営業、制作、業務管理の取締役を経て退職。2012年に有機栽培&無農薬の田七人参「田七堂」を設立し、「田七堂 免疫研究センター」を稼働。事業のかたわら、整骨院、整体院で年間2000人の施術をおこないつつ、人々のカラダとむきあう。その後、カラダだけのアプローチでは健康にはなれないと悟り、心理カウンセラーとしてココロへのアプローチをおこなう。有機栽培&無農薬の田七人参の大いなる自然のパワーに惹かれ、ココロとカラダと自然の完全なる調和を目指して活動中。