田七人参の成分

田七人参にはさまざまな成分があるが、最近、ふつうに店頭で販売されている人参はあらゆるジュースにブレンドされてスーパーなどで販売されている。
その中でも特徴的なのはビタミンやミネラルが豊富に含まれていることである。
体内でビタミンAに変化するカロチンが多く含まれ、ビタミンB1、B2、Cも含まれている。

ビタミンB1は目の働きをよくすると同時に、体内の7粘膜を丈夫にして皮膚の老化を防ぐことで注目されている。
ミネラルは、硫黄、リン、塩素などが多く含まれ、胃腸の消化吸収を助け、肝臓の働きを助けている。
人参は、血のめぐりをよくする作用が有名で各臓器を強くし、自律神経を整えて、精神状態を安定させる。

とくに田七人参は、ビタミンやミネラルのほかに、サポニン、フラボノイド、鉄分、有機ゲルマニウムが主成分となっている。
また、カルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウムなど私たちのからだには欠かせない微量元素も含まれており、たいへん貴重である。

特に田七人参のサポニンは、ほかの人参と違って特殊なサポニンが数種も発見されている。

血のめぐりがよくなり、血管や心臓に影響をおよぼすことから、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞の治療に効果があると言われている。


中国では田七人参は、医薬品として扱っており、田七人参に含まれている「田七ケトン」という成分が、心臓疾患のほかに血液中のコレストロールを減らす効果があると言われている。
日本で田七人参を研究している岐阜薬科大学の嶋野名子教授も「田七ケトンは、冠状動脈疾患、狭心症などに優れた効果をもつことが科学的に証明された」と述べている。

田七人参の含有物質である有機ゲルマニウムは、体内のウイルス感染を防ぐのにとても効果が高いと言われている。
「新編中医学概要」(人民衛生出版社)には「肝臓疾患で出血した場合は、田七で出血を抑えて治療にあたる」と、肝臓病の田七人参の処方を開設をしている。

田七人参は中国では医薬品として扱われているが、田七人参と言う名前を知らなくても、女性の生理不順を治療する「雲南白薬」は知っている方も多いが、田七人参がその主成分である。
また「漢方のインターフェロン」と言われる「片仔こう」も成分の85%は田七人参である。
特に肝臓疾患治療には有名で、二日酔いになった方が飲むとケロッとよくなるので、試してみるとその凄さがわかる。

参考:岡田研吉医師「田七人参健康法」きれいな血液が万病を消す!

  • 記事を書いた人

    松本哲也

    大学を卒業後、広告会社で30年間勤務。営業、制作、業務管理の取締役を経て退職。2012年に有機栽培&無農薬の田七人参「田七堂」を設立し、「田七堂 免疫研究センター」を稼働。事業のかたわら、整骨院、整体院で年間2000人の施術をおこないつつ、人々のカラダとむきあう。その後、カラダだけのアプローチでは健康にはなれないと悟り、心理カウンセラーとしてココロへのアプローチをおこなう。有機栽培&無農薬の田七人参の大いなる自然のパワーに惹かれ、ココロとカラダと自然の完全なる調和を目指して活動中。