
有機栽培&無農薬の田七人参「白井田七」の開発者の白井博隆が、12年の歳月をかけて有機栽培&無農薬の田七人参を栽培し、「白井田七」を商品化した苦難な道のりを何回かに分けて紹介しています。
田七人参一錠10万円のお土産
白井博隆がなぜ田七人参に興味を持ったのかを、今回はご紹介したいと思います。
白井博隆が中国・雲南省を訪れた時になぜ田七人参の畑をみたいかと思ったのは、雲南省のホテル、レストラン、食堂などの町のあちらこちらで田七人参をよく見かけたことです。
それぞれのお店に漢方薬の入れ物があって、田七人参がゴロゴロはいっているではありませんか。
お店の人に聞くと「肝臓病に効くんだよ」と。。。
中国は漢方とはわかっていましたが、これほど生活の中に溶け込んでいるのかとびっくりしたものでした。
白井博隆の同行したメンバーは、日本人のTさん、日本に帰化した中国人の鈴木さん、鈴木さんの知り合いで現地の案内をしている方。
当時、田七人参は香港ルートで少量は日本にはいってきたようですが、まだあまり知られていない存在でした。
薬局に寄った際に、お土産にくれるとのことで田七人参の錠剤を包んでもらったのですが、それは田七人参が80%以上も含まれているもの。
なんと、一錠10万円もするとても高価なものとのことでびっくりしました。
その後に白井博隆は中医師(中国の伝統医学に基づき、生薬処方などを扱う医者)のところに寄ったのですが、せっかくなので一番年上の日本人のTさんを診察してもらうことになりました。
簡単な診察で、脈、目の下、舌を診てわずか40秒ぐらい。
「ハイ、あなた糖尿病!これ飲んで」と渡されたのもまたしても田七人参。
肝臓病だけではなく糖尿病にも。。。中国では万能薬としてお医者さんが処方しているようです。
さらに白井博隆を驚かせたことは、田七人参の市場でした。
日本では、普通は市場と聞けば、果物や野菜を取引しているところ。
ところが、なんと巨大な市場に、見渡す限り田七人参だけしか置いていません。
そのスケールに圧倒された同様に、これだけ流通しているということは「間違いなく本物で立派なもの」との確信に変わったのです。
田七人参のポテンシャルの高さに、ますます田七人参に興味が湧いた瞬間でした。
中国に根付いた漢方の歴史
中国では、小さな子供でも漢方を知っています。
漢方は生活の中に溶け込んだ身近な存在で、削って飲んだり、料理に入れたりします。
基本的には、葛根湯みたいな漢方薬を少しずつ取り入れて「風邪などを引きにくい体質をつくる」という考え方は浸透しています。
カラダの負担を考えても、絶対に漢方薬の方がいいですからね。
中国では各省に漢方公司(かんぽうこんす)という国営の商社があって、10階建てぐらいの大きな倉庫があります。
ビル一棟が丸ごと倉庫になっていて、漢方薬が隙間なくびっしりと並べられています。
国営の商社なので、役人クラスとなるとかなり偉い。
だから、田七人参の畑をみたいと言えば、国営企業のトップが客人を連れてくるとのことで、現地の人は対応せざるを得ません。
ただ観光で訪れただけであれば、11時間もかかる田七人参の栽培地に連れていくことはなかったでしょう。
引用:著/田中泰子 白井博隆 田七人参ものがたり
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記事を書いた人
大学を卒業後、広告会社で30年間勤務。営業、制作、業務管理の取締役を経て退職。2012年に有機栽培&無農薬の田七人参「田七堂」を設立し、「田七堂 免疫研究センター」を稼働。事業のかたわら、整骨院、整体院で年間2000人の施術をおこないつつ、人々のカラダとむきあう。その後、カラダだけのアプローチでは健康にはなれないと悟り、心理カウンセラーとしてココロへのアプローチをおこなう。有機栽培&無農薬の田七人参の大いなる自然のパワーに惹かれ、ココロとカラダと自然の完全なる調和を目指して活動中。